「英検1級でもTOEIC高得点でも、英語を話すとなると、あまり話せない・・・」
この記事では、英検1級やTOEIC高得点でも話せないのか理由について考察しています。
こんにちは。panda3 です。
このブログでは、オンライン英会話を活用して半年で英検1級を取得した経験から、英語学習について情報発信しています。
「オンライン英会話を活用して半年で英検1級を取得する方法」について、解説しています。
オンライン英会話を使ったことがない方も、活用法がわかるようになります。
英検1級は難易度が高く、合格は無理だと諦めていませんか?
英検1級は正しく勉強していけば、合格が不可能な試験ではありません。
私も、オンライン英会話を始めるまでは、英語を話せなくて馬鹿にされて悲しい思いをしたこともありました。英語の資格を持っていなかったため、馬鹿にされたこともありました。
3週間の短期留学へ行った時も楽しかっただけで、英語は上達しませんでした。
そんな私も、オンライン英会話で勉強したことによって、英語を話せるようになり、英検1級も取得できました。
このブログで紹介している勉強法を実践し、半年の準備期間で英検1級に合格できました。
私の実体験をもとに、今回の記事では、以下の内容をお届けします。
・英検1級でもTOEIC高得点でも英語を話せるわけではない理由
英検1級を取得していても、TOEIC高得点でも、なぜ英語が話せないと言われる人が出てきてしまうのでしょうか?
その理由について考察していきます。
panda3
実際、私自身も、自分の言いたいことはある程度言えるようになっていますが、英語力はまだまだです。
英検1級は中上級者の入り口なだけであって、ゴールでもなんでもありませんでした。
英検1級でもTOEIC高得点でも英語を話せるわけではない理由
英検1級を取得しましたが、私自身も、まだまだ学習中です。
自分の言いたい内容は、英語で相手に伝えることができます。
用意していけば、英検1級の出題範囲の質問や自分の仕事の分野などであれば、英語で質疑応答できます。
しかし!!!
・ネイティブスピーカーの速い英語を完璧に聞き取れているわけではない
・海外ドラマ・洋画を字幕なしで完全に理解して楽しむことはできない
・複数人のネイティブスピーカーの会話に混ざるレベルの英会話力ではない
などなど、まだまだ英語力が低いと感じる場面が多々あります。
できないことがたくさんあります。
帰国子女で英検1級を持っていらっしゃる方や、英検1級に余裕で受かるレベルの英語力を持っている方であれば、「英検1級を持っているのに、話せない」なんてことはないでしょう。
「英語の資格がある=流暢に英語を話せる・ネイティブスピーカー相当の英会話力がある」というわけではありません。
自分が実際に英検1級を取得して感じている事などから「なぜ英検1級を持っていても、TOEIC高得点でも英語を話せない方がいるのか」を一つずつ考察していきますね。
試験は、コツをつかめば合格できてしまうから
だいたいの試験では、試験対策にコツがあります。
・出題範囲を網羅して学習する
・過去問を繰り返し解いて出題傾向や時間配分に慣れる
など、試験の傾向を分析し対策をすれば、合格しやすくなります。
英検1級では、2次試験で面接で2分間スピーチをして質疑応答をしなければなりません。
ある程度話せるようにしておかないと、2次試験で落ちてしまいます。
でも、2次試験も準備をしていけば、合格できてしまいます。
実際に英検1級を受験してみて思ったのは、1次試験は難しいけれど、2次試験は、英語がある程度話せれば受かると感じました。
2次試験の面接では、面接官が意地悪な人にあたってしまって緊張して落ちてしまった方の話をオンライン英会話の先生経由で聞いたことがあるので、面接官のめぐりあわせも大きいのかもしれません。
それでも、試験準備さえできていれば、合格が不可能な試験ではないと感じました。
コツをつかんで学習すれば、合格できてしまうのが資格試験です。
英検1級でもTOEIC高得点は英語力がまったくなければ、取ることはできません。
しかし、コツをつかんで学習していけば、英会話力がそこまで高くなくても、合格したり、高得点を取得することはできてしまいます。
panda3
英検1級を取得できた方やTOEIC高得点の方は、努力していて素晴らしいと思います。
でも、自分について言うと、コツをつかんで英検1級に合格した面が大きいので、「英検1級の英語力・英会話力=自分の英語力」だとは思っていません。
自分の感覚では、自分の英語力は、まだまだ、中級、良くて中上級くらいな感覚です。
英検1級にどうやって合格したのか、知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
一般に就職などで使用されるTOEICはスピーキングの能力は必要ないから
英検1級では、2次試験の面接で英語を話さないといけないですが、ビジネスで必要とされるTOEICは、TOEIC Listening & Reading Testを指すので、試験中に、スピーキングの能力を使う機会がありません。
リスニングとリーディングのみの能力を測るテストなので、この際に、スピーキング力は必要とされません。
しかも、日本人は学校教育でも、今までリーディングや文法に重きを置いて教育されてきたこともあって、日本人は、スピーキングは弱い方が多いです。
もちろん私もスピーキングは、オンライン英会話を始めるまで、できませんでした。
TOEIC高得点は、素晴らしいことなのです。でも、リーディング・リスニングの能力が高いからといって、スピーキングの能力が高いとは限りません。
スピーキングは、鍛えなければできるようになりません。
どうやったら英語を話せるようになるのか知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
試験勉強と同じように語学も、話せるようになるまでは、コツが必要です。
国公立の医学部受験や東大受験などの難関試験の合格とは違って、日本語が話せる日本人であれば、勉強を頑張れば英語は誰でも話せるようになりますよ。
英検1級やTOEIC高得点を、かなり前に取得しているから
英検1級は、1回取得すれば、そのあとは、ずっと英検1級を取得していると申告できます。
TOEICも2年間が有効期限だと巷では思われていますが、実際は有効期限はありません。
※TOEICは、企業によっては、取得期限を2年間以内に指定するところがあるので、実質的には、2年以内のスコアが重視されますが※
英検1級を取得していても、直近で取得していなければ、英語力が鈍っている可能性があります。
・普段英語を使って仕事をしている方
・帰国子女の方
・普段英語を話す機会のある方
・英検1級に余裕で受かって何度も合格できる方
などは、英語力の鈍りはないかもしれません。
でも、言語は、話さなければ忘れてしまいます。
昔に英検1級やTOEIC高得点を取得していて、現在は、英語を話す機会がない方であれば、英語力が鈍ってきてしまうことはあるでしょう。
オンライン英会話で、英検1級を取得している日本人の先生たちのレッスンを受講することがあったのですが、先生のレベルが様々でした。
初級者から上級者まで、すべてに対応できる、ものすごく優秀な先生もいらっしゃいました。
でも、私を含め、英検1級を取得していても、英語力が発展途上な方は多くいます。
かなり前に英検1級を取得された先生の中には、上級者の指導を断っている先生もいました。
文法の質問をした際にも、質問自体を理解してくださらない先生もいました。
「質問の意味自体がわからない」と言われて、解答拒否されてしまったことがあります。
解答拒否されてしまった質問を、他の先生に聞いて、連鎖関係代名詞という文法がわかれば、理解できる英文だと、やっとわかったこともありました。
質問自体がわからないと言われた先生は、
・何度も英検1級を受験して、合格した
・英検1級は単語を覚えれば、何とかなる
ということを言っていました。
たしかに、自分が受験して合格してからは、試験では、単語の出題の比重が大きいため、単語さえできれば、合格に近くなることが体感できました。
英検1級を取得しているからといって、どの英検1級取得者も、文法力がものすごくあって、英語力があるわけではないということもわかりました。
同じ英検1級取得者でも、実力にかなりの幅があります。
さらに、昔に取得していたとして、普段英語を使わず生活していたとしたら、英語を忘れてしまっても不思議ではなりません。
母語でさえ、ずっと話さなかったら忘れてしまうことがあります。
英語力を維持するには、継続が重要です。
英検1級の実力を維持するには、日々英語を勉強し続けなければ維持できないでしょう。
私自身、今、中国語を主に勉強していて、英語に学習時間を避ける比重が少なくなっています。
中国語を勉強すればするほど、英語を話す時間もなくなってしまうので、自分の語彙力が落ちてきている事や、とっさの英語が出てこないことを感じることがあります。
今、もう一度英検1級を取得したいのならば、また勉強をやり直さなければいけないでしょう。
かなり前に取得したという方は、もしかしたら、英語力が落ちてしまった可能性がありますね。
まとめ ~「英語の資格試験合格=真の英語力」ではない~
英検1級やTOEIC高得点でも、英語を流暢に話せるわけではない理由として
・試験は、コツをつかめば合格できてしまうから
・一般に就職などで使用されるTOEICはスピーキングの能力は必要ないから
・英検1級やTOEIC高得点を、かなり前に取得しているから
という理由が考えられます。
試験勉強はコツをつかんでしまえば、合格に近づくため、「試験合格=真の英語力」とはいえないでしょう。
自分で英検1級を勉強して取得してみて実感するのは、英検1級を取得しても、英語力のなさを痛感するということです。
ネイティブスピーカーの語彙力は、成人で25000~30000語程度と言われています。
英検1級で求められる語彙数は10000~15000語程度です。
まだまだ語彙力も足りません。
また、「英語の試験で解答できる=英語を話せる」というわけではないので、「英語を話せる」状態にしたいのであれば、英語を話すトレーニングをしなければ、英語の試験で良い成績を残していても実際は流暢には話せない方も出てきてしまいます。
試験で点数は取れるけれど、実技はできない。
文法などの教育に力がそそがれてきた日本人の学習者に多い傾向ですね。
英語の試験で高得点が取れるということは、基礎力がばっちりなので、こういうタイプの人たちは、しっかり英語を話すトレーニングさえしていけば、すぐに上達できます。
>>【初心者必見】一人でできる英語のスピーキング練習法
panda3
今回は、英検1級を取得したうえで、感じていたことについて記事にしてみました。一個人の意見・考察でした。
ここまで読んでくださってありがとうございます。