準備期間半年でギリギリですが一発で英検1級合格したので、その方法をシェアしたいと思います。
この記事を読んでいるということは、英検1級の受験者の方でしょうか?
次の試験頑張ってくださいね。
はじめまして。panda3と申します。
このブログでは、オンライン英会話を活用して半年で英検1級を取得した経験から、英語学習について情報発信しています。
今回は、私の英検1級(2021年度第1回)取得時にしていた勉強法についてシェアしたいと思います。
余裕で受かる英検1級ホルダーの皆さんがアドバイスしている中、ギリギリで受かったので、それはそれなりに、何か少しでも参考になればと思い書いています。
私は、オンライン英会話を始めたおかげで、英語力がものすごく伸びました。
2次試験対策にもなるオンライン英会話も併用して勉強する事で効率よく英検1級に合格できますよ。
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オンライン英会話などを併用することで遠回りせずに合格に近付けます。
英検1級取得も、ネイティブキャンプの先生方のアドバイスや指導がなければ、取得できなかったです。
半年でギリギリ英検1級 ~全体の目次~
〇はじめに:英検1級取得にかかった費用
〇勉強法
【1次試験】
~1次試験勉強法~
①勉強法全体の解説←このページです
②単語の勉強法
③ライティング勉強法
~1次試験体験記~
勉強スケジュール
【2次試験】
・勉強法
・当日の体験談
さらに、英検1級の対策について知りたい方は、こちらにまとめてあるので、参考にしてみてください。
>>オンライン英会話で半年で英検1級合格~ロードマップ~
巷では、「英検1級はネイティブでも受からない試験」なんて言われますが、そんなことはありません。
しっかり対策すれば、合格する試験でしたよ。
勉強して、英検1級取得しましょうね!!
~補足情報~
一次スコア | 2039/2550 (合格基準2028) |
Reading | 687/850 (81%) |
Listening | 661/850 (78%) |
Writing | 691/850 (81%) |
【正答数】
Reading | 32/41 (78%) |
Listening | 18/27 (67%) |
Writing | 24/32 (75%) |
実際の正答数とスコアでは、スコアの方が少し良くなっています。
英検1級の合格ラインが、全体で7割取れると合格すると聞くので、私の場合はReadingの語彙問題の正答数で、Listeningでの失敗をカバーできたようです。
~1次試験勉強法~
語彙補強
単語を制する者は英検1級を制す!!
以下の図をご覧ください。以下はReadingの出題形式です。
大問1 短文の語句空所補充(語彙問題) |
25問 |
大問2 長文の語句空所補充 |
6問 |
大問3 長文の内容一致選択 |
10問 |
Readingの出題形式なのですが、明らかに語彙問題の比重が高いです。
41問中25問が語彙問題です。語彙問題を全問正答できればそれだけで6割とれます。
語彙問題さえできれば、合格に一歩近づくのです。
私が語彙補強のためにやった事は以下の5つです。
・でる順パス単を何周も回して暗記する
・ウォーキング中(30分程度)にパス単音声を聞く
・苦手な単語を書き出しお風呂で暗記する
・夜に暗記し、朝仕事に行く前に復習
・パス単のみでは不十分と感じたため「でた単アプリ」をダウンロードして繰り返し解く
本番1か月前に模試のつもりで取っておいた一番新しい過去問を解いたのですが、単語のセクションが解けず、リーディングが55%くらいしか取れませんでした。
大問1の単語のセクションは、パス単に掲載されている以外の単語や、パス単に小さく書いてあるような単語まで出題されるため、単語補強が大切ですが、パス単だけでは不十分でした。
焦った私はYouTubeなどでお勧めされていた「英検1級でた単アプリ」を購入し、本番まで毎日アプリを使って語彙を補強していきました。
「でた単アプリ」は、問題形式になっているため、インプットとアウトプットがすぐにできるので、覚えやすいです。
学習開始した時点から、「でた単アプリ」を購入しておけば良かったと後悔しました。
でる順パス単を隅々まで暗記すれば、合格率が上がると思うのですが、でる順パス単でカバーできない語彙も結構でるので、でる順パス単以外にも単語学習はすべきだと感じました。
長文読解が得意で、英作文でも高得点が取れる方は、そちらを得点源として合格することができると思うのですが、英検1級の試験では語彙問題の比重が高いので、長文読解を全問正解するような実力者でないのであれば、語彙補強しておくと、合格に近づくと勉強をしていて感じました。
単語の覚え方のコツとしては、
①知らない単語をあぶりだす
②繰り返して覚える
上記を淡々と行うことです。
音読をしたり、問題形式で覚えるのが効果的です。
さらに詳しく効率の良い単語の覚え方について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
>>【英検1級】効率の良い単語の覚え方・勉強法7選 【でる順パス単】
少し話が逸れるので、勉強法についてのみ知りたい方は読まなくても良いですが、
(「過去問」から読んでいただくと良いと思います。)
英検1級の単語は使われないとか、巷で言われますが、勉強するにつれて結構使われていることがわかりました。
ビッグバンセオリーを息抜きで観ていた時にパス単で覚えた単語を登場人物たちが使っていたり、使用頻度が高いわけではないでしょうが、教養のあるネイティブスピーカーであれば知っている単語であるようなので、英検1級の語彙は勉強するに越したことはないと思います。
「こんな普段使わない語彙ばかり覚えても、無駄かも・・・」と思われる方(過去の私・・・)にお伝えしたいことです・・・。
過去問
過去問を英検のホームページでダウンロードして4回分確保したものと、2020年度版過去問題集の計10回分を解きました。
英検1級合格に過去問題集は必須です。
最新の過去問を本番前の模試用に残しておいて、9回分は何度も繰り返し説くようにしていました。
長文のパートはコピーをして、そのコピーにわからない文型や単語にマーカーを引いて、意味を調べて書き込んで音読していました。
下記の写真は実際勉強していたときの過去問のコピー(長文パート)の一部です。
勉強しているとわからない文型がでてきます。
大学受験なんてはるか昔だったので、高校時代の文法事項で抜けているところもありました。
そんなときは
・自分でインターネットでググって調べる
・文法書を読んで勉強しなおす
・前もって調べておいてオンライン英会話(ネイティブキャンプ)で文法指導が得意な先生を探しては、疑問点を尋ねる。
などをしていました。
オンライン英会話の活用法が詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
>>オンライン英会話(ネイティブキャンプ)で英検1級に半年で合格した勉強法【英検対策体験談ブログ】
過去問の長文問題だけでは、演習量が足りないと思ったので、旺文社から出ている「英検1級長文読解問題集120」も使用して対策しました。
他にはCNNニュースを読んだりすることで、長文に慣れるようにしました。
CNNニュースやこの問題集などを使って長文を早く正確に読む練習を積んでおくといいですよ。
~問題演習のコツ~【時間配分は大切】
過去問で問題演習をするときのコツなのですが、時間配分を意識して問題演習すると良いです。
英作文 | 25 分 |
大問1(25問) | 12 分 |
大問2(6問) | 12 分 |
大問3 ①(3問) | 12 分 |
大問3 ②(3問) | 12 分 |
大問3 ③(4問) | 17 分 |
リスニング先読み | 10 分 |
計100分 |
くらいを目安にして、過去問を演習するときは、練習していました。
時間配分は厳守した方がいいです。
人によって、適正な時間は違うと思うので、時間配分は、ご自身にあったものを見つけると良いです。
試験当日は、時間配分を遵守して、わからない問題は、まず飛ばして解けるところから解きました。
順番としては、
①英作文
②大問2 わからなかったところは印をつけて飛ばす
③大問3
④大問1
⑤わからなかった大問2をもう一度解く
そして、リスニングの先読みをしました。
当日は、時間に追われて解くので焦りましたが、普段から時間配分を意識して問題演習をしていたので、わからないところは、飛ばしたり、メリハリをつけて、なんとか、すべての問題に回答することができました。
当日の問題を解く順番は、英作文を一番最初に持ってくるのがおすすめです。
なぜなら
・試験における比重が大きい(英作文は1問だけしか出題されていないため)
・英作文が高得点だと合格する可能性がある
という2点があげられるからです。
英作文を書き上げてしまってから、ほかの問題を解く方が心に余裕が生まれます。
最悪、マークシートなので、ほかの問題の場合は、あてずっぽうでも当たる可能性はあります。
しかし、英作文は、書き上げていなければ、点数が低くなってしまうため、英作文を書き上げた方が良いでしょう。
リスニング
やっていたことは以下3点です。
・過去問を解く。
・TED-Edを聞く。(やや息抜き)
・海外ドラマのビッグバンセオリーや英語のYouTubeを観る。(息抜き)
過去問を解いている段階では、7割強は取れていたのですが、本番では疲れもあり、なかなか集中できず6割強という残念な結果となりました。
あまり点数が良くないので偉そうなことは言えませんが、過去問を解く際に、筆記とリスニングを別々に解くのではなくて、通して解く練習をしておくとよいと思います。
リスニングは比較的簡単な方であるといわれているパートですが、筆記を解き終わって疲れた状態で解くと、疲れに引きずられて正答率も下がると考えられます。
リスニングは自信があって、疲れていても母語と同じレベルで聞くことができるようなレベルでないと、筆記を解いた後の負荷をかけた状態でリスニングするトレーニングを重ねておいた方が良いでしょう。
過去問を解くときは、本番と同じ形式でReading、Listening、Writingとすべて解くように訓練しておくと良いです。
私はまとまって取れる時間が休日しかなかったため、Readingのみ解くなどと、セクション別に解いていることが多かったですが、もっと本番と同じ形式で問題演習すればよかったと思いました。
TED-Edやビッグバンセオリーなど、なんでもいいので、耳を慣らすために英語の音源を毎日聴くのも役に立つと思います。TED-Edに至っては、英検のテーマに近いものを選ぶと、試験対策にもなると思います。
試験当日では、リスニングパート1では、1問だけ、リサイクル問題に出会ったので、ネットでよく言われている、英検1級ではリサイクル問題(過去に出題された問題の使いまわし)があるというのは本当なのだと思いました。
・疲れた状態でも、リスニングできるように日々練習しておく
ライティング
~英作文対策~
英検1級受験者界隈で有名なジャパンタイムズの「英作文問題完全制覇」を使用して対策しました。
この教材にある例文を暗記するのも、とても有効な対策だと思います。
しかし、私は、例文暗記はせず、トピックを使用して自分で英作文をし、オンライン英会話(ネイティブキャンプ)で先生に添削してもらっていました。
>>業界初!予約無しでレッスン回数無制限のオンライン英会話【ネイティブキャンプ】
ネイティブキャンプは7日間体験レッスン無料なので、一度試してみるといいです。
しかも月額料金が6480円(税込み)でレッスン受け放題なので、英検1級受験準備期間の数か月のみ利用してみると良いですよ。英検1級の受験料は結構高いので、オンライン英会話を利用することで、一発合格できれば、お金を節約できます。
私の英作文の練習の手順としては、
①まずトピックに対して自分の意見を書いてみる
②どうしてもわからなかった時は以下の2点を実施する
・トピックについての知識をインターネットで調べて英作文をする
・「英作文問題完全制覇」の中での論点をみて、英作文をする
③先生に添削してもらう
英検1級の英作文の内容は、背景知識があると、作文しやすくなります。
自分のなじみのない分野の場合は、「英作文問題完全制覇」の論点を見たり、インターネットで情報を調べながら知識を収集していきます。
いきなり英語で作文していくのが難しい場合は、日本語でいいので、自分の意見や考え、知識などをまとめます。
そのあと、自分の力で英作文をします。
英作文が完成したら、添削してもらいます。
私の場合は、ネイティブキャンプで添削してもらいましたが、添削してもらう相手がいない場合は、数日たってから、後日、自分で添削してみても良いでしょう。
英検1級を受験するレベルであれば、英語力がある方が多いと思うので、自己添削でも、結構間違いなどが見つけられるのではないでしょうか。
自己添削では、心配な場合は、オンライン英会話などを利用して添削してもらうのがオススメです。
>>【オンライン英会話のおかげで英検1級に合格した私が厳選】オンライン英会話5選【英検対策】
・過去問題集の英作文のお題について英作文する
上記の2つを何回か繰り返していると、違うお題でも、以前に英作文した内容を使いまわせることに気が付いてきます。さらに、調べておいた背景知識も役立つことも多いです。
英検1級で出題される内容は似通っていることが多いので、演習しておいた内容が本番の試験で役に立つはずです。
英作文では、役に立たなかったとしても、2次試験の面接で役に立つこともあります。
なので、「英作文問題完全制覇」のすべての分野について一度は英作文をしておいた方がいいです。
さらに、第一段落の文章や締めの最後の文章などは、自分で定型文を作っておくと、本番の試験のときに書き出しや締めの文章で迷うことがなくなります。迷わなければ、数分かもしれませんが、時間の短縮になるので、リスニング準備したりなどほかに時間が使えて有利です。
私は、上記のように定型文を作っておきました。
自分でつくった定型文は、理由の数を2つに変えて、面接のときにも丸々同じ内容を使えるので、重宝していました。
「英作文問題完全制覇」や過去問題集の冒頭や締めの文章を丸々覚えて自分の英作文で使ったり、自分なりにアレンジしたりして自分のものにしておくと、本番で緊張していてもスラスラ書けたりしますよ。
~ライティング強化は最高の戦略!?~
ライティングで高得点が取れるとほかのセクションでこけても、合格する可能性もあるそうです。
ライティングを補強しておくのも戦略としてありだと思います。
ライティング対策をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
>>ネイティブキャンプで半年で英検1級合格:1次試験英作文対策~ライティング勉強法~【オンライン英会話】
~語彙補強も大切~
私の受験した2021年第1回のライティングでは「sanction」という単語が入っており、Twitterでみていても、この単語に悩まされている人が多くいました。
私はCNNのニュースを長文対策で読んでいた際に、ちょうど調べた事があったため、問題文が読むことができましたが、高難易度の単語が出てくると、英作文を書く際に難易度があがってしまうため、日々の語彙の補強も、ライティングに反映されると個人的に感じました。
リーディング対策の語彙補強は、ライティングにも役立ってきます。
「でた単アプリ」などのアプリや「パス単」などの単語帳や日々の読書で語彙をしっかり覚えていきましょう。
おまけ情報 ~必要書籍などのお金の話~
直接の試験対策には関係ありませんが、お金の話も少し記載しておきますね。
1次試験対策では、必要書籍は、最低限でも大丈夫です。
何冊も購入しなくても大丈夫です。
私は、英検1級取得にかかった費用は、受験料を含めて、合計で64820円かかりました。
くらいが最低でも必要経費なので、受験料を含めて2~3万円くらいかければ、対策できる人は多いでしょう。
詳しく知りたい方・安くお得に資格取得したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
>>【独学でお得に合格】英検1級取得にかかった費用はいくらだった?いくらで受かる?
さいごに
今回は、1次試験にギリギリ合格した私がしていた勉強についてお伝えしてきました。
1次試験をギリギリでも合格するには、試験の傾向を分析することが大切です。
戦略を立てることで合格率が上がります。
・語彙問題の出題数が多いため語彙力は重要
・ライティングは書ききった方が良い
・過去問演習で実際の試験の形式・時間配分に慣れておく
・リスニングはリサイクル問題がたまに出題されるため、過去問は必ず勉強しておく
など、合格するにはコツがあります。
英語力がしっかりついている方は、このようなコツを無視してでも、合格できるのかもしれません。
しかし、ギリギリでも良いから合格したい私のようなタイプであれば、試験を分析して傾向を読んで対策する方が、合格に近づくことができます。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
1次試験の次は2次試験が待っていますね。
英検1級の2次試験対策についての勉強法や体験談が詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
>>【体験記】半年で英検1級2次試験合格~勉強法~【オンライン英会話活用法】
私が対策として勉強していたことは、ざっとこんな感じです。
皆さんが英検1級に受かることを祈ってます!
ここまで読んでくださってありがとうございます。